白内障手術とは

白内障手術とは濁ったレンズ(白内障)を取り出して、代わりになるレンズ(眼内レンズ)を挿入する手術です。
現在では、手術でただ見えるようにするだけではなく、

  • もっと良く見えるように
  • もっと患者さんには楽に

手術をすることに関心が集まっています。このページでは当院での手術について説明しましょう。

手術前

手術後

白内障の手術方法

外来にて手術いたします

健康な方ならば入院しなくて大丈夫です。
お身体に若干の不安のある方も、当院では麻酔科の医師が立ち会っていますので、安心して外来で手術を受けられます。
入院ご希望の方には、近隣の武蔵境病院を紹介しています。
外来手術によって、患者さんも家族の方もずいぶん楽になりました。

麻酔は目薬だけ

当院では1998年より目薬の麻酔だけで手術を行っています。
そのため注射による痛みもありませんし、手術後の回復も早く、間もなく見えるようになります。
眼薬だけで、手術中に痛くないように手術も改良されています。

切開はわずか

当院で行っている白内障手術の傷口は、わずか2.65mmです。
そこから超音波で白内障を吸い出し眼内レンズを挿入します。
眼内レンズはシリコン製の軟らかいもので、折り畳んで眼の中に挿入します。
乱視の強い方には乱視付きレンズ、老眼も治したい方には多焦点レンズ(先進医療/保険外)も使っています

すぐに普通の生活に戻れます

簡単な家事でしたら、当日からしてもかまいません。
帰宅されたら、テレビを見たりや本を読んだりしても構いません
事務系のお仕事でしたら翌日から大丈夫ですが、感染予防のために埃っぽい環境はさけてください。
旅行も1週間しましたら行ってかまいません。
水泳などのスポーツも3週間したらできるようになります。
医学が進歩したために、ずいぶん楽な手術になってきました。
ただ紫外線から眼底を保護するために、外出時は紫外線よけの眼鏡を掛けていただくとよいでしょう。

手術室はクリーンルーム

完全なクリーンルームとした手術室で行うので、より清潔に手術ができます。
最近心配されている、MRSA等の感染の問題も起こりにくくなります。