老眼(老視)

眼が疲れやすくなった…根気がなくなった…肩や首筋がすぐに凝る…年のせいでしょうか?

40歳過ぎの方のこうした症状は、まず老眼によるものです。
特に若い頃から眼の良かった方にこうした症状が出てきます。
老眼というのは、年齢とともに調節力が消失してくるために近くの物は見えるのですが、疲れたりチラついて見えたりします。

こうした症状を抑えるのは眼鏡しかありません。
いわゆる老眼鏡で、45歳頃からかけ始める方が多いようです。
製図をしたり細かい作業をする方はもっと早くから必要となります。

放っておいても年齢とともにつらくなるばかりですから、無理をせずに眼鏡を作ることをおすすめします。
また老眼鏡を掛けても治らない場合は他の病気も考えられますので早めに再来院して下さい。

結膜下出血

突然眼が真赤になりました。痛みもかゆみもありません。治療が必要でしょうか?

これは結膜(白眼)の血管からの出血です。
刷毛で描いたように真っ赤になるのが特徴です。

眼をこすったり、咳やくしゃみをした時、また風にあたったりしただけでもすぐに起こってきます。
自然に吸収する心配のないものです。

流行性角結膜炎(はやり目)

眼が充血し、眼脂と涙がたくさん出ます。家族にもうつったようです。

アデノウィルスによる結膜炎です。
1週間ぐらいの潜伏期間を経て症状が出てきます。

感染力が強く、反対の眼にうつったり、家中の人にうつったりするので注意が必要です。
後遺症が残らないように点眼で治療します。
完全に治るにはおよそ2〜3週間かかります。

毛様充血

黒眼の周囲が充血しました。光が当たると痛みます。視力も落ちているようです。

眼内の炎症や緑内障発作等で起こります。
結膜炎と違って眼の奥が痛かったり光が極端にまぶしく感じたりします。
眼科で治療を受ける必要があります。