白内障手術について

どのくらいで見えるようになりますか?
若い方はその日の夕方ぐらいから、角膜が弱い方やご高齢の方は2〜3日かかることがあります。
眼帯は何日ぐらいしますか?
当院では眼帯を行っていません。
眼帯なしでお帰りいただいています。
普通の生活には何日ぐらいで戻れますか?
入浴・洗顔は早ければ翌日から、デスクワークも翌日からできます。
軽い運動も3〜4日でできるようになります。
光が走って見えます
ハロー、グレアーと言って、最初のうちは光が走って見えたり、輪状に見えたりしますが、時間とともに直ってきます。
よく見えないのですが、うまくいかなかったのでしょうか?
片方の眼しか手術してない場合は、もう一方の眼が邪魔して見にくいことがあります。
眼鏡が合ってなくて、見にくいことも多いです。
眼底や視神経、脳に異常があると、白内障手術が成功しても見にくさが残ることがあります。
白内障手術はかなり安全で確実な手術で、失敗ということはほとんどありません。
担当の先生とよく相談してみてください。
後発白内障ってなんですか?
眼内レンズは、もともとの水晶体の前後の膜を残してその中に挿入しています。
その膜が時間の経過とともに濁ってきて、視力が落ちてくることがあります。
外来で2〜3分のレーザーで治りますので、手術後見にくくなってきた場合は受診して下さい。
眼薬は何日ぐらいさすのですか?
おおよそ1か月くらいが目安です。
近視が強くて手術できないといわれたのですが?
手術はできますが、網膜が傷んでいて視力の出ないことがあります。
ただ、手術すると明るくなって視野が広がるので、白内障が進んできた場合は手術をお勧めします。
麻酔科の先生がいることのメリットは何ですか?
白内障手術はご高齢の方が多く、体調の変化を起こすことがあるかも知れません。
そういう時に麻酔科の先生は迅速に対応してくれます。
当院でも手術日に付き添いの方が一過性脳虚血発作を起こされましたが、麻酔科の先生の迅速な対応で、後遺症もなく回復しました。
クリーンルームが必要ですか?
当院では、空気清浄システムが完備したクリーンルームで手術を行っています。
空気中の浮遊物が極端に少ないため、感染が起こりにくくなります。
クリーンルームの方が安全に手術が受けられます。